ゆっくり静かにものを見る」ことが大切、と思ってこのタイトルを付けました。
私たちは、慌ただしく日常が過ぎ去る中で「ものを見る」という行為を少しだけ忘れてしまったようにも思います。しかし、実は簡単に忘れることが出来ない事柄のひとつだったりもするのです。
例えば、誰だって朝目覚めたらその日の天気は気になるもの。人はその日の光の状態によって、その気分は大きく左右されるものです。
そして、そのように毎日の中で立ち現れる光は、春になると確実に新しい光に変わります。しかもこの季節に、私たちには「お花見」という「見る」という行為の中で楽しむ風習があります。
とにかく暖かくなったら、その光と桜でも追いかけて、たまにはお散歩に出掛けてみませんか。
きっと今まで見過ごしていた、新しい何かが見つかるはずです。

菅原　一剛

(もしも山の桜が何日も咲いているのだったら、
こんなに恋しいとは思わないでしょうに)

03年9月に開催され好評を博した「SILENTSEEING MOON in BEAMS」の続編が満を持して開催されます。
「SILLENTSEEING（サイレントシーイング）」とは「SIGHTSEEING」をもじった造語。「ゆっくりと静かにものを見る」という日本古来の習慣を皆様もどうぞご一緒に。
会場はTIME CAFE渋谷、LUCENT CAFE福岡、BEAMS T代官山のビームス各店。
菅原一剛の「桜」の写真が華やかに店内を彩ります。
期間中は大判写真の展示の他、桜のオリジナルプリントも販売します。
また、フィールド・斉藤理香さんによる「桜の枝をあしらった苔玉」やBOLD・立沢トオルさんデザインのTシャツを販売。いずれも数量限定ですのでおはやめに。
スペシャルスイーツも各店趣向を凝らして限定特別メニューで登場です。