重 力

ピーピピ ピピー

「応答セヨ」 「応答セヨ」

ピー ピー ピー

「明日の件 どうなった?」

「でもなあ… それはわかるんだけど…」

ピピピピ ピー

「で どうするわけ?」

ピーピピ ピピー

「きっとこの人 やりたくないんだ…」

「これが終わってからでもいいですか?」


ピピピー ピピー

ピーピピー



わたしの足のずっとずっと下の方で
飛び交い 絡み合う 言葉と気持ち

その複雑さに疲れ果て
解放されたいと思ったのは わたし

いま
青い青い空間に ひとり 放り出されて

そして気づいた

この つながり が 私の重力

馬鹿馬鹿しいぐらい軽いわたしを
地表にとどめてくれる 重力

応答セヨ

応答セヨ ワタシ