2006.08 「夏の終わり」

 

 

夏ももうそろそろ終わる、なんかあっという間に季節がすぎてゆく。花火もあったし、スイカも食べた。何かやり残したことはないか?貧乏性の僕は季節の終わりにはいつもそんなことを考えてしまう。今年は海には行けなかったが山の祭りには行けたのでまぁいいかぁ...などと。
夏は他の季節にくらべてイベント的要素が強いだけに、楽しもう、楽しまなきゃ!とつい思ってしまう。それだけに夏の終わりというものは、なんだか寂しい感じがするものだ。
でも僕は、夏が終わってゆく何ともいえないこの感じが好きだ。
蝉の鳴き声もだんだん元気がなくなり、夜には妙に涼しい風が吹いたりする。
そんな時は、あれだけ頭がクラクラするくらい照りつけた太陽の光の下で起こったいろんな出来事を、良いこともそして悪いことも、あれはあれでよかったんだ。...と思え許せてしまう。
だから季節の終わりにゆるく流れるこの時間は、僕にとってとても大事なのかもしれない。
過ぎ去ってゆくものはいとおしい、やっぱり僕はそう思う。